DENTIST
COLUMN

歯科医師コラム

Vol.5 歯周病と歯科衛生士

皆さん、こんにちは。

宮城高等歯科衛生士学院 副教務部長の荘司です(歯科医師、歯学博士)。

 

H28年歯科疾患実態調査によると4㎜以上の歯周ポケットを有する人の割合は高齢者層で高値を示し、45歳以上で過半数を占めています。歯肉から出血する人の割合は4割程度です。

すなわち高齢者の2人に1人は概ね歯周病だということになります。

 

歯周病は、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患です。

歯と歯肉の境目(歯肉溝)の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの細菌が停滞し(歯垢の蓄積)歯肉の辺縁が「炎症」を帯びて赤くなったり、腫れたりします(痛みはほとんどの場合ありません)。そして、進行すると歯周ポケットと呼ばれる歯と歯肉の境目が深くなり、歯を支える土台(歯槽骨)が溶けて歯が動くようになり、最後は抜歯をしなければいけなくなってしまいます。(日本臨床歯周病学会HPより)

 

歯周病の治療には歯科衛生士が大きな役割を果たします。

歯周病の検査、ブラッシング指導、歯垢や歯石の除去、定期検診におけるクリーニングや悩みごとの相談やモチベーションの維持などなど。

歯科医師と歯科衛生士は協力して患者さんの治療を行いますが、歯周病治療における歯科衛生士の役割は非常に大きなものがあります。

 

これから日本だけでなく世界は高齢化社会になっていきます。そのなかで歯科衛生士の活躍の場は広がっていくでしょう。